手帳界隈で最近話題のコモンプレイス。
丸シールを使った「キー」でのジャンル分けが、情報の振り返りにも便利で見た目も可愛い。
しかし、そのキーを上手く使えているだろうか?
私は4か月ほど使ってみて、より使いやすくアップデートしたのでご紹介!
スタンバイフェイズ:コモンプレイスって?ああ!
そもそもコモンプレイスって何?という方は、前回の記事で解説しているのでご参考にどうぞ。
要は、自分好みの情報を集めた備忘録。
メインフェイズ:前回までのキーと問題点
まずは、今まで私が設定していたキーとその問題点について。
今まで設定していたキー
各キーの役割
キー | 内容の想定 |
---|---|
●仕事 | 仕事に役立ちそうな情報 |
●デュエル | デッキレシピ、対戦成績など |
○メモ・感想 | 行きたい店のメモからYoutube動画の感想まで何でも |
●雑学・ニュース | 時事ネタ、ためになる話など |
●読書 | 読んだ本から学んだ知識、気に入ったフレーズなど |
デュエルとは遊戯王のカードゲームのこと。
主に遊戯王デュエルリンクスというスマホアプリでプレイしている。時々マスターデュエル。
このキーの問題点
どのキーが適切か迷う
シールの色数の都合上、設定できるキーは5つ。
別のシールを使ったり、シールではなくマーカーを使うことで増やせるが、あまり細かく分類しても逆に情報を探しづらくなる。キーが5種類なのはこれで良い。
しかし最初に設定した分類がガバガバすぎて、いざ使ってみるとどこに分類してもしっくりできないものがよく発生する。
例えば、漫画の次のセリフが気に入ったので、コモンプレイスに書くとしよう。
それは「友情」さ! オレとお前は互いに見えっけどよ――友情ってやつは見えねーだろ!
出典:高橋和希「遊☆戯☆王 1巻」
城之内くんが手に入れた「見えるけど見えない宝物」についての名言。
さて、これにはどのキーが適切だろうか。
漫画とはいえ本には違いないので「読書」?
遊戯王の話題なら「デュエル」?
どれにも当てはまらないからとりあえず「メモ」?
別にキーは複数使いしても構わない。
3つとも割り振っても良いが、どれもしっくりこない。
「メモ」のキーに偏る
他のキーがいまいち使いづらい結果、迷ったものをとりあえず「メモ」に分類したら、白いシールだけ減りが早くなった。
しかもこのメモ、後で見返すと「それここに書く必要ある?」といった内容が結構ある。
コモンプレイスはどんなことでもメモして良い、とはいえ、明日のスーパーでの買い物メモは後で見返したところで何のアイディアが生まれるというのか。
「デュエル」のキーがノイズ
当ブログではデュエルリンクスに関する記事も書いているので、対戦成績やデッキレシピもネタになる。
しかし、これが非常にスペースを食って邪魔である。
それに、ブログで活用するとはいえ、単体で使用する情報だ。デッキレシピ同士は混ぜることで新たな発見があるかもしれないが、他ジャンルの情報と混ぜて何かが生まれる期待は薄い。
以前のようにbujoのデイリーページにメモするか、遊戯王専用ノートを用意した方が良さそうだ。
バトルフェイズ:新しいキーの分類と使い方
上記の問題をふまえ、改善したキーがこちら。
アップデートしたキー
改善点
使用目的の見直し
私がコモンプレイスを使う理由は、「アイディア帳」。
いろいろなネタを一冊のノートで俯瞰して見ることで、ブログや二次創作のネタを生み出したい、というのが目的。
新しいアイディアとは意外な組み合わせから生まれる物で、夕飯の買い物リストだって書いておけば何かの役に立つ可能性は微粒子レベルで存在する。
しかし、活用率の低い情報が詰まっていると、検索性が低くなる上、肝心のアイディアのマリアージュにとってノイズになる。
キーもゆくゆく情報を活用する時のことを想定して練り直し、これから追加する情報についても取捨選択を。
要素を追加
キー | Before | After |
---|---|---|
● | 仕事 | 仕事 |
● | デュエル | デュエル・趣味 |
○ | メモ・感想 | メモ・感想 |
● | 雑学・ニュース | 雑学・ニュース |
● | 読書 | 読書・映画・アニメ |
一つのキーに対して幅広く役割を持たせることで、キー選びの迷いを減らした。
要素を追加する際、なるべく役割が被らないよう留意した。
問題の「デュエル」は対戦記録やデッキレシピこそ記録しないが、カードの小ネタや奇策などについては記録しておいても面白いと思ったので残してある。
趣味と映画・アニメは一見被りそうだが、ここでいう趣味とは二次創作やソシャゲ、ドライブなどのこと。
漫画について書き忘れたが、緑のキーに該当する。
単純なことだが、これで先ほどの城之内くんの名言は問題なく緑のキーを割振れるようになった。
キーの概念を言語化
ここまででかなり迷いが少なくなったが、それでも困った時の対策としてキーの概念を言語化してみた。
キー | 概念 | 考え方 |
---|---|---|
●仕事 | WORK | 役に立ちそうなこと、勉強になったこと |
●デュエル・趣味 | HOBBY | 趣味に活かせそうなこと、ネタになりそうなこと(公式情報) |
○メモ・感想 | MEMO | 思いついたこと、自分の気持ち、気づき |
●雑学・ニュース | TRIVIA | 面白いと思ったこと、興味を持ったこと、話のネタになりそうなこと |
●読書・映画・アニメ | ENTERTAINMENT | 印象に残ったこと、セリフ、シーン |
今まで「仕事」のキーがあまり活かせていなかったが、この概念によりライフハックやお役立ち情報にも使えるように。
「ネタになりそうなこと(公式情報)」という謎の文言は、一般ツイッタラーの面白ツイートなどを黄色に分類しているので、それと区別する為。具体的には、グッズの発売日やメディアミックス展開についてなど。
裏話系は「雑学」に相当することもあるので、この辺りはお気持ち。
「メモ」については「NOTICE」のイメージで使用しているが、気付きでも何でもないただのメモも存在しているので「MEMO」とした。
これから作る方は、そもそものキーをこの考え方基準で設定しても良いかもしれない。
実際の使用例
文字がびっしりで整った見た目に憧れて始めた節もあるが、リアルな使用状況はこんな感じ。
汚い。でも自分が読めれば問題ない。
大事なのは見た目ではなく中身だ。
左上の樺沢先生のツイートは元々「雑学」の黄色のキーのみだったが、青に「役立ちそうなこと、勉強になったこと」の概念にも相当するので追加で付与した。
「T」はTwitter。Notionに保存した際は「T」→「N」と表記。
エンドフェイズ:ズボラでもコモンプレイスを続けるコツ
キーを少々いじっただけで、大幅に使いやすくなったコモンプレイス。
では前回の記事を書いてから4か月、どのくらい情報が溜まっているかというと…。
まだほんの数ページ。案の定、書き写すのが面倒になっている。
情報収集は主にTwitterやYoutubeで行っているが、大抵寝転んだままダラダラと見ているので、起き上がってノートを開いて手書きする…というのは億劫だ。
そんな時はとりあえずブックマーク機能を使ったり、画面のスクリーンショットを撮影したりしている。
それだけやっておけば、後で気が向いた時にブックマークを遡り、まとめて記載することができる。
こまめに情報を保存するより、まとめて記入する方がズボラな私には向いていた。
コモンプレイスを初めてみたけど使いこなせいない!という人は、ぜひキーの見直しとまとめて記入する方法を試してみてほしい。
ところで、ついったー(Twitter)はえっくす(X)になったのでは?
うるせぇ私はずっとTwitterって呼ぶぞ!!
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