Loupedeckの設定についてカードゲーム風に説明したい

何でござるか、この「にっち」なてーまは

思いついたからアウトプットしとくかと思って

はあ…

あ、私マサキ。こっちは影武者のもう一人のボク
スタンバイフェイズ:前説
先日の記事でデメリットとして挙げた、初見バイバイなLoupedeckの設定アプリ。
巷ではプロファイル=「箱」などと説明されるが、最初いまいちこの概念が理解できなかった。
今は何となく解るようになったが…。
「これってデッキとかカードで説明できるのでは?」と思いついたので、誰かの助けになるかはわからないが、とりあえず自己満足で発信しておく。
メインフェイズ:Loupedeckアプリの考え方
Loupedeckの設定は難しい、と耳にして怯えている皆さん。大丈夫、PCにさほど詳しくない私にもできた。
Loupedecl、コワクナイ。
Loupedeckの設定とは、カードゲームのデッキ構築のようなもの。
というわけで、皆さんには今からデッキを組んでもらいます。
設定の流れ
- 公式サイトからアプリをインストール
起動したらVer6.1のアプリをインストール可能というポップアップが出てくるので再度最新版をダウンロード。
旧版の方がアクションが日本語化されているものが多いので、そのまま使うのもアリ。 - プラグインをインストール(一部アプリで必要、Photoshop等)
最新版をダウンロードするとプラグインをインストールするポップアップが表示される。
旧版をそのまま使用する場合はマーケットプレイスからダウンロード。

- STEP1プロファイルを作る
- STEP2タワークスペースを作る
- STEP3アクションを割り振る
流れはこんな感じ。
何のこっちゃ、と思うだろう。
そこでまずは各用語と概念について遊戯王デュエルリンクス風に説明していく。

なぜ…

思いついたから
用語解説
デュエルリンクスをプレイしたことがなくても、各カードゲームに少しでも触ったことがあればわかるはず。多分。

プロファイル=ワールド
プロファイルはリンクスでいうワールドのようなもの。
このワールドごとにデッキ枠を作っていく。
リンクス以外のゲームだと、複数のデッキを入れておくカバンと思ってもらうといいかも。
ワールドもひとつではなく、DMワールド、GXワールド、5D’sワールド…といった具合に増やしていける。
また、Lightroom ClassicやPhotoshopなど、アプリごとに固有のワールドもある。
ワールド同士は独立しており、自分で創造したアクションや物理ボタンの設定も各ワールド固定。

上の図だとDMワールドで作ったカスタムアクションはGXワールドには反映されないってことだな

同じ動作を設定したくば、同じものを作り直さねばならぬのか
ワークスペース=デッキ枠
どのアクションをどこに配置するかを定めたもの。
このアプリにおけるデッキ。
1ワールド(プロファイル)に対して複数作成可能。ボタンに配置して遷移しよう。
アクション=カード
ボタンやダイヤルを操作した際の動作内容。カードに当たる。
設定画面右のカードプールから自由に選んでLoupedeckのデュエルフィールドに配置しよう。
特定のWebページを開いたり、ショートカットキーを入力したり、デッキ(ワークスペース)の切り替え等行える。
既製のものだけでなく、自分でカードを創造する(カスタムアクション)ことも可能。
デュエルフィールドの説明
私はLiveを持っているのでそちらで説明。
イメージなので細かいことは無視してくれ。

逆にわかりにくいかもしれない。今更か。
タッチスクリーンページ=モンスターゾーン
トグルアクション(ダイヤル操作)専用のもの以外、好きなカード(アクション)を自由に配置。
ページは14ページまで増やせる。
スワイプ操作でページ切り替えできるほか、特定のページへ遷移するアクションを作ってボタン上に配置することも可能。
ダイヤルページ=EXゾーン
図にトグルページと記載したが、正式名称は「ダイヤルページ」である。間違えたごめん。
ダイヤルを回す操作と、押し込む操作を設定できる。
ダイヤルページも最大10ページまで増やすことができ、上下にスワイプか特定のページへ遷移するアクションを作成して切り替える。
モンスターゾーン(タッチスクリーンページ)とは独立しているので、別々にページを切り替えることができる。

つまり、タッチスクリーンページは2ページ目、ダイヤルページは1ページ目を表示、といったことが可能!
プッシュボタン=魔法・罠ゾーン
1〜7の物理ボタン(Liveの場合)がある。
ここの設定はデッキ(ワークスペース)内だけでなく、ワールド(プロファイル)全体への永続効果。
デッキ枠の切り替えアクションはここに配置するのが一般的。
もちろん他のアクションもトグルアクション以外全て設定可。
ホームボタン=手札
ホームワークスペースを表示するボタン。
他のアクションは割り当てできない。手札に来て欲しいよく使うアクションを登録しよう。
新しくページを作る際に、この二つがわかりづらいと思うので解説。
- ワークスペース…別のデッキ枠。モンスターゾーン+EXゾーンに配置したカードのレシピ。基本物理ボタンに配置して使う。
- タッチスクリーンページ…同一デッキ内のモンスターゾーン。ページを増やしてもモンスターゾーンだけ増え、EXゾーンのページは増えない(別途設定)。
バトルフェイズ:設定の仕方
大体のイメージはつかめただろうか?
では実際にデッキを組んでみよう。
※画面はver6.1のもの。旧バージョンはボタン名など相違している可能性あり。
①ワールドを作ろう
デフォルトで既にワールド(プロファイル)が存在しているが、新たに自分で作っていく方が早い。
メインプロファイルのプルダウン(masaki_デフォルトのところ)を展開して「メインプロファイル」右の三点リーダーをクリック→「新しい空のプロファイルを追加」。

名前は「デフォルト」とか「仕事用」とか「プライベート」とか用途に合わせて好きに入れてOK。
私はこの記事の解説用なので「テスト」で作成。

はい、できた。
ここにデッキ枠やカードを詰め込んでいく。最初はスターターデッキ「ホームワークスペース」が作られているので、ここから設定していこう。
ついでにデフォルトで名前が「Workspace(1)」となっているが、わかりにくいので「ホーム」とかに変更しよう。
ワークスペースのプルダウン>Workspace(1)右の三点リーダー>変更
②手札(ホームワークスペース)の中身を決めよう
どこから作ってもいいが、まずはホームの内容から構築するとよい。
よく使う設定を紹介する。
トグルで音量調整
ダイヤルで音量調整できるように設定してみよう。
右のカードプールからデスクトップ(「OS」アイコン)タブをクリック。
「System Volume」があるのでドラッグして好きなダイヤルに配置。

矢印が円を描いているアイコンがダイヤル操作、指のアイコンがプッシュ操作。
「System Volume」のトグルアクションを選ぶと、プッシュ操作は自動的に「Reset Volume」になる。変えたい場合はプッシュ操作の枠に別のアクションをドラッグしてこよう。
Webページへ遷移
よく使うWebページへ遷移するボタンを作ってみよう。
カードプール右のカスタム(パックマンみたいなLoupedeckのアイコン)タブから「ウェブページを開く」を押下。

右下のウィンドウが展開するので、自分がわかりやすいように名前を変更、URLを入力。
保存を押したらアクションが作成されるので、あとは好きなボタンにドラッグ&ドロップ。
ちなみにカスタムアクションを作った時は、「保存されたカスタムアクション」右の三点リーダーからフォルダーを作成してまとめておくといいぞ。

アプリケーションを開く
上記のようにカードプールからでも作れるが、別の方法を紹介。
割り当てたいボタンの三点リーダーを押下or右クリック。

「アプリケーションを開く」を押下。

右下のウィンドウのプルダウンで開きたいアプリケーションを選択し、保存。
すると割り当てたいところに一発でアクションが作成できる。
キーボードショートカット
これも上記2つの方法で作成可能だが、散らかりがちなので直接フォルダに作成する方法が便利。
「カスタム」タブ>「保存されたカスタムアクション」の三点リーダー>フォルダで任意のフォルダを作成。ここでは「キーボードショートカット」。
作成したフォルダの三点リーダーを押下し、「Keyboaed Shortcut」を選択。


右下にキーボードショートカットのウィンドウが出てくるので、Keyに設定したいショートカットキーを入力、名前は自分のわかりやすいものを設定。
保存すると先ほど作成した「キーボードショートカット」フォルダの中に作成されるので、出来上がったアクションを好きなボタンにドラッグしよう。
コピー | Cmd+C |
ペースト | Cmd+V |
全選択 | Cmd+A |
ウィンドウを閉じる | Cmd+W |
スクリーンショット | Cmd+Shift+3 |
WindowsはCmdをCtrlに。※スクリーンショットの方法は機種による
決まったテキストを入力
住所など、ちょっとした定型文を入力するボタンを作ってみよう。

任意の方法で新規アクションを作成し、「テキストを貼り付け」を選択。

上段にボタンの名前、下段に入力したい文字列を入れ保存。
Notionの特定のページを開く
Notionの特定のページをWebではなくデスクトップアプリで開く方法。
まずNotionの開きたいページのURLをコピー。

任意の方法で「ウェブページを開く」アクションを作成。
NotionのURLを貼り付け。

次に。URLの「https」を「notion」に書き換え。あと名前もわかりやすいものに。

これでさっきのページがアプリで開く。
日付・時刻を表示
タッチスクリーンページに日付や時刻を表示してみよう。

デスクトップタブ>Date And Time>Clock〜Week Numberからお好みで。
月の満ち欠けなども表示できる。
ストップウォッチ
作業時間の計測などに、あると意外と役立つストップウォッチ。

デスクトップタブ>Widgets>Stopwatcを選択。
タップでスタート/ストップ、長押しでリセット。
プッシュボタンに配置しても動作しないので注意。
ページを増やす
同じデッキ枠(ワークスペース)内でもっとアクションを登録したい時は、ページを増やしてみよう。

タッチスクリーンページ、ダイヤルページともに増やし方は同じ。
ページネーション右の「+」、または三点リーダー内「+新規ページを追加」を押下。
ページ名を変更したり、ページを削除する場合はページ名右の三点リーダー(マウスオーバーで出現)から。
ページへ遷移
スワイプ操作でもページ切り替え可能だが、複数ページある時は遷移用のボタンを作るのも便利。

Loupedeckデバイスアクションタブから「タッチページに移動」または「ダイヤルページに移動」のフォルダを開き、遷移ボタンを作りたいページを選択。
あとは割り当てたいボタンにドラッグ&ドロップ。

ボタン側からも作成可能。
②新しいデッキ枠(ワークスペース)を作ろう
ホームの設定ができたら、次は自由にデッキ枠を作ってみよう。

ワークススペースのプルダウンを展開>新規作作成。

名前は自分がわかりやすいものを。

タッチスクリーンページ、ダイヤルページともに真っさらな新しいワークスペースが完成。
ホームと同じように好きなアクションを割り当てよう。
私は文字入力特化やYoutubeショートカットを集めたデッキを作っている。
詳しくはこちらの記事。
③フィールド魔法(プッシュボタンの中身)を張ろう
最後にプッシュボタンの内容を設定していこう。
これまで紹介したショートカットキーやアクションはボタンにドラッグ&ドロップすることで同様に設定できる。
ワークスペースへ遷移
先ほど作成したワークスペースをボタンに登録してみよう。

Loupedeckデバイスアクション>ワークスペースに移動>任意のワークスペースを選び、割り当てたいボタンにドラッグ&ドロップ。
またはボタンから直接割り当てを設定。
「新規ワークスペースを追加」を押下すると、最初からボタンが割り当てられた状態でワークスペースを作成できる。
テンキーを表示
Loupedeck上にテンキーを表示させることもできる。
テンキーのない内蔵キーボード等を使用している時に便利。

OSタブ>Control Center>Numeric Padを選択。
好きなボタンへドラッグ&ドロップ。
ここで紹介したが、もちろんタッチスクリーンページへの割り当ても可能。
テーマデッキを組んでみよう
アプリごとの設定も作ってみよう。
Adobeなどのアプリは既にストラクチャーデッキが組まれているが、なければ画面右上のMarketplaceから探してみよう。そこにもなければ自作となる。

こちらもデフォルトそのままより、新規にプロファイルを作るのがおすすめ。
一つのアプリに対して複数のワールド(プロファイル)を作成可能。
切り替えは三点リーダーメニューの「プロファイルを管理」から。
アクションの割り当て方法はホームと同じ。
加えて、アプリごとに固有のアクションが設定できる。
アプリを開いた時、自動で対応するプロファイルに切り替えることができる。
オンにしておいた方がラク。
デッキアクセサリーを変更しよう
最後に、見た目をカスタマイズしよう。
アイコンを変更
例として、Youtubeのウェブページを開くアクションのアイコンを変更する。

Youtubeのアクションを選択し、右下のアクション設定ウィンドウのアイコンをクリック。

画面左がMarkepleceからインストールしたアイコン。
Loupedeck上の表示名を変更する場合は「アイコンのテキスト」を編集。
自作のアイコンも設定できる。
PC内のファイルの場所を参照する時はここのボタンから。

設定を保存したら、アクションの設定ウィンドウで再度「保存」を押下すると反映される。
ボタンの色を変更

ボタンにマウスオーバーすると表示されるスポイトボタンを押下。

お好きな色をどうぞ。
エンドフェイズ:まとめ
ね、簡単でしょ?
これより複雑なマクロとかは有識者の動画やGoogle先生に訊いてください。
カードゲーム風の説明が逆に解りにくかったら申し訳ない。

アイディアが吐き出せてスッキリ

よかったでござるな
私のLoupedeckの設定はこちらの記事をどうぞ↓

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