2022年1月19日、遊戯王マスターデュエルがリリースされ、各所で盛り上がりを見せている。
約一週間後にはiOS、Andoroid版も登場し、いっそうプレイ人口が増えたことと思う。
これを機に、初めて遊戯王のカードゲームをプレイした人も多いのではないだろうか?
ちょうどそんなタイミングで、私もひょんなことから遊戯王熱が復活し、久しぶりにスマホに眠っていたアプリを起動した。
そう、遊戯王デュエルリンクスを。
遊戯王系のぶろぐは普通もっと決闘たくてぃくすの高い人が書くのでは…?
私のようなクソ雑魚馬の骨でも気軽にプレイしていいんだよっていうのを発信していきたい。
(建前)
なぜマスターデュエルではなくリンクスなのか?
遊戯王デュエルリンクス(以下リンクス)のデュエルはOCGと異なるスピードルール。
リリースされた当時、3体ぶんしかないモンスターゾーンも、4000しかないライフも物足りなかった。
もっとたくさんモンスターを召喚したいし、罠カードをたくさん敷き詰めたい。
デッキに入れたいカードはたくさんあるのに、デッキは30枚制限。
回すことを考えると圧縮するに越したことはないので、実質20枚(EXデッキを除く)。
OCGと同じマスタールールが適用された新アプリは、私にとっても待望であった。
とはいえ5d’sまでしかアニメを見ていなかった私は、「いきなりペンデュラムからリンク召喚まで学ぶのはしんどいな」と思い、新召喚方法の勉強のため、まずデュエルリンクスに復帰した。
しかし、そこからマスターデュエルを始めるまでに1年かかった。
リンクスが楽しかったからだ。
デュエルリンクスの魅力とは
マスターデュエルを始めるまでの練習のつもりで復帰したリンクスだったが、なぜ逆にハマってしまったのか。
私の場合は昔組んだデッキを強化するのが楽しい、というのもあるが、リンクスならではの魅力もある。
隙間時間にサクッと対戦できる
前述の通り、リンクスではライフが4000、デッキは最高でも30枚。
合計4000打点の攻撃を通せば良いので2〜3ターンで決着が着くことも珍しくない。
私の使っている六武衆デッキでは最高打点が真六武衆シエンの2500なので、あともう一体1500以上の攻撃力を持つモンスターを召喚して両方攻撃を通せば1ターンキルが可能。
先行なら、罠カード六武派二刀流で相手の守備モンスターを手札に戻したり、後攻ならエニシやデッドリー・シンの効果を使う。
毎回そう都合良く回らないけどな。
「わんたーんきる」した回数よりされた回数の方が多い気がするでござる。
【六武派二刀流】
自分フィールドのモンスターが表側攻撃表示の六武衆モンスター1体だけのとき、相手のフィールドのカードを2枚選んで相手の手札に戻せる罠カード。
【真六武衆−エニシ】
相手フィールドの表側表示モンスター一体を手札に戻すことができる効果を持つモンスター。自分フィールドに同名カード以外の六武衆モンスターが表側表示で存在するとき、墓地の六武衆を2体除外することで発動できる。
【No70デッドリー・シン】
相手の次のスタンバイフェイズまで、相手フィールドのモンスター1体を除外する効果を持つエクシーズモンスター。素材を1つ取り除くことで1ターンに1度この効果を発動できる。攻撃をしたバトルフェイズごとに攻撃力が300ずつ上がっていくのも有り難い。
また、デッキは大体20枚なので、初期手札4枚を抜いて残り16枚。デッキからカードをドローできなくなれば負けだ。決闘が長引いても15ターン前後。
デッキ消費が激しいテーマだともっと早い。
さらにリンクスのようなスピードデュエルの特徴として、メインフェイズ2がない。バトルフェイズでモンスターで攻撃した後、伏せカードをセットしたりすることができず、そのままエンドフェイズとなる。
【デュエルの流れ(マスタールール版)】
ドローフェイズ→スタンバイフェイズ→メインフェイズ1→バトルフェイズ→メインフェイズ2→エンドフェイズ
各フェイズの詳細はこちら。
以上のことから、大体1デュエル10分ほどで終わる。
今までの最高でも25分くらいだろうか。
そして早い時は5分ぐらい。
ソリティアがないわけではないが、カードプールもモンスターゾーンも少ないため、マスターデュエルよりは短い。
【ソリティアとは】
モンスターの効果や魔法、罠カードの処理が連鎖していくことで、どちらかのプレイヤーのターンが延々と続くこと。一人遊び。ずっと俺のターン。
関連:「不動性ソリティア理論」
スマホで遊ぶのに適している
リリース初期の不満点であったモンスターゾーンの少なさ。
モンスターも魔法・罠も展開できるのは3枚まで。故に1デュエルの時間が短さにも一役買っているのだが、もう一つ利点がある。それはスマホの縦画面で遊びやすいこと。
手札やフィールドのカードも、スマホ版のマスターデュエルに比べると見やすいと思う。
相手のフィールドも表示する都合上、横向きだとスマホの画面比ではどうしても縦が狭い。
そして個人的には、スマホでゲームを遊ぶ際、横向きに持ち変えるより縦向きのままのほうが好きだ。
ちなみに最近気づいたのだが、デュエルリンクスはiPadだと設定で横画面表示にもできる。
横にしても決闘フィールド自体は縦なので、縦のままのほうが画面いっぱいに見えて見やすい。
しかし、横画面表示だとPC版のように、画面左右にカードの効果や決闘の流れを表示することができる。
いちいち相手のカードを選択して効果を確認しなくても良いのだ。
これが傾きを検知して自動で切り替わってくれれば最高だった。
遊戯王のキャラクターで遊べる!
リンクスの一番の差別化ポイント。
遊戯王シリーズのキャラクターが使える!正直この1点だけでも魅力が有り余る。
個性豊かなスキルを使える!
リンクスではキャラクターごとに様々なスキルが使える。
スキルを生かしてキャラクターならではのデッキが組める。
持っていないカードでもデッキに組み込めるものや、特定の種族や属性にバフを与えるものなど。
私はDMでは本田がお気に入りだったので、以前は六武衆デッキに「戦士たちの草原」スキルをセットして使用していた。
しかし相手の攻撃力を高めてしまうこともあるので、最近は遊星や十代で「絆の力!」を使っている。
【戦士たちの草原】
フィールド魔法「草原」が発動した状態でデュエルを開始するスキル。「草原」は戦士族の攻撃力が200アップする。
【絆の力!】
自分のフィールド上の表側表示モンスターの攻撃力を、ターン終了時まで自分のフィールドモンスターの数だけアップできるスキル。最大300。少しでも打点を高めたい。
スキルがあることで、OCGとは違った戦い方ができる。
特にキャラテーマは強力な専用スキルをもらいやすいので、アニメファンには嬉しい。
一例として、遊星のスキル「シューティング・スター・ロード」の効果は以下。
- 自分の墓地に「ジャンク・コンバーター」1体を置いた状態でデュエルを始める
- 自分フィールドに「スターダスト・ドラゴン」が存在する場合、デッキ外から「フォーミュラ・シンクロン」1体を特殊召喚する。
- チューナー3体をデッキ外からデッキの上に置ける。
どういうことかというと、手札に★3チューナーの「ジャンク・シンクロン」さえ来れば、シューティングスター・ドラゴンを招来して3回以上攻撃できる。
強い。
アニメの名場面が蘇る!キャラクターごとの演出
リンクス最大の魅力。
キャラクターが実際にアニメで使用したカードの名称や効果は、キャラクターが読み上げてくれる。
エースカードに用意されたカットインや3Dは、対戦相手のもでもテンションが上がる。
スゴイぞーカッコいいぞー!!
また、Jのつく事務所の武藤遊戯も、芸能界を引退したユートも、テレビアニメと同じ中の人が演じている。
残念ながら映画に登場した藍神だけは声優が変更されているが、最近イベントで登場したパラドックスも、もちろん映画と同じ声だ。
あと百済木も。藍神ィ…。
だが六武衆は本編で登場しないから演出がない。
誰か使ってくれ。
あれ?確かヤリザ殿はアニメに…。
その話はよせ。
デュエルリンクスは初心者にもおすすめ!
召喚方法を覚えやすい
デュエルリンクスはアニメシリーズごとにワールドが分かれていて、登場するデュエリストが異なる。
それぞれのワールドでは、基本的に該当シリーズのアニメで登場した召喚方法が使われる。
DM・GXから初めて、慣れてきたら5D’sでシンクロ、ZEALでエクシーズ、ARC-Vでペンデュラム、VRAINSでリンク召喚。
遊戯王の複雑な召喚方法を段階を踏んで覚えられる。
- 通常召喚
- アドバンス召喚
- 融合召喚
- 儀式召喚
- シンクロ召喚
- エクシーズ召喚
- ペンデュラム召喚
- リンク召喚
改めて見ると多いでござるな。
一度通常召喚したモンスターを再度召喚することで効果を発動する、
デュアル(二重)召喚なんていうのもあるぞ。
CPU戦だけでも遊べる!
初心者にとって、対人戦はハードルが高い。
リンクスではスタンダードデュエリストというモブや、レジェンドデュエリスト(アニメに登場したキャラクター)といったCPUとの対戦だけでも楽しめる。
キャライベント、ウェーブデュエル、タッグデュエルなど、CPU戦だけのイベントもあるので飽きない。
高レベルのCPUならそこそこ歯応えがある。
低レベルでも対人戦では通用しなそうな、バニラ満載ファンデッキで遊ぶこともできて楽しい。
私は対人戦で相手の思考時間を待ったり、自分のターンの制限時間で焦ったりするのが嫌だったので長らくCPU戦だけで遊んでいた。
対人は何か怖いし、負けると悔しいし。
でも勝ったら気持ちが良いのもまた対人戦。
雀魂も同じ理由でCPUと友人戦ばかりしてます。
無課金なので卓を囲むキャラも一姫が4人。虚無。
負けず嫌いの癖に弱すぎるんでござるよ。
オート機能がある
スタンダードデュエリストやイベントデュエリストと対戦する際は、オート機能が使える。
デュエルのルールがよくわからなくても、デッキさえ作ればとりあえず遊べるのだ。
デッキ編成にもオート機能があるので安心。
もちろん中級者以上になっても、別のことをやっている最中に周回できるので便利。
新しいデッキを組んだら回させてみるのも意外に勉強になる。
「ストラクチャーデッキを買ったけど、回し方がよくわからない」という時などに参考にしてみよう。ただあまり賢くないので、とんでもないプレイングをすることもままある。
大したメリットがないのにフウマを攻撃表示で召喚するのはやめて欲しい。
【影六武衆ーフウマ】
レベル1のチューナーモンスター。攻撃力200。
無課金でもデュエルキングを目指せる!?
カード生成機能こそないが、ゲーム内通貨である「ジェム」はログインボーナスやらイベントミッションなどこなすうち結構貯まる。
BOXは引くたび残数が減っていくので、一箱開ければ欲しいカードは確実に入手できる。
消費ジェムが少なくすむセール期間中を狙ってパックを引けばお得だ。
既に組み上がっている「ストラクチャーデッキ」も最初の一箱は500ジェムで購入可能。
私も始めたての頃は使っていた。
あのデュエルリンクスガチ勢として有名な俳優・松坂桃李氏も過去には無課金でキングになっている。すごい。
相棒殿は微課金勢でござったな。
ストラクの2箱目以降やUR /SR確定セール、汎用URカード付きのセットに課金してるぜ。
あと120円とかのセールやってるとちょこちょこ使っちゃうね。
他のソシャゲより少額課金の恩恵が高いし。
エンドフェイズ
デュエルリンクスは初心者から玄人まで幅広く、無課金でも隙間時間にサクっとデュエルが楽しめる。遊戯王のアニメや漫画を見たことがあるならオススメのゲームだ。
少しでも興味を持ってもらえたらぜひ一度ダウンロードしてみて欲しい。
ランク戦で僕と握手!
しかしこんな知ったような記事を書いているからには、相棒殿の「らんく」はさぞかし高いんでござろう?
え?ルーキーランク3です…。
は?
【デュエルキングまでの道のり】
ルーキーランク(1〜3/イマココ)→ブロンズランク(1〜7)→シルバーランク(1〜7)→ゴールドランク(1〜7)→プラチナランク(1〜7)→レジェンドランク(1〜5)→デュエルキング
なんとまだランク戦チャレンジスタンプの報酬分ぐらいしかやっていない。
本当にキングを目指す気はあるのか?
俺たちの戦いのロードはこれからだ!
レジェンドランクに上がるまでは負けても降格はないから、気軽に挑戦してくれよな。
お主が言うな。
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